今回はの夏の夜空に輝く三つの星「夏の大三角」を紹介します。
まず「夏の大三角」を見つける方法からお話しします。
午後8時ごろ、6月ごろには北東から東の空にかけて、7月ごろには東の空に、
(7月の東の空 ©NAOJ)
8月ごろには東から南東の空にかけて、上の方にある一番明るい一等星ベガを見つけて下さい。
(8月の東の空 ©NAOJ)
そのベガの右下に一等星アルタイル、ベガの左下に一等星のデネブがあります。
この三つの星を線で結ぶと、横長の大きな三角形となります、これが夏の大三角です。
七夕の織姫がベガ、彦星はアルタイル、この二つの星の間に沢山の星の集まりである天の川があります。デネブは天の川の中です。
三つの星の星座名
夏の大三角の三つの星、ベガ・アルタイル・デネブの所属する星座名を紹介します。
星座は、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブです。
夏の大三角の星の名前の覚え方
私が講演会や観望会などで、子ども達に教えている夏の大三角の星の名前の覚え方は次の通りです。
夏の大三角の星の名前の覚え方には三通りあります。
最初は、全部の名前をそのまま覚える方法です。
一番上のベガ、そして時計回りで右下のアルタイル、それから左のデネブ
「ベガ・アルタイル・デネブ」と、そのまま覚えましょう。
(夏の大三角 ©著者作成)
二つ目の覚え方は、「ベガが有るデネ」と覚える方法です。
ベガはそのまま「ベガ」、アルタイルを「アル」、デネブは「デネ」と覚えます。
三つ目の覚え方は、二つ目の覚え方と似ていますが、頭文字で覚える方法です。
ベガ(Vega)のⅤ、アルタイル(Altair)のAL、デネブ(Deneb)のDEで「ヴァルデ」(VALDE)と覚えます。
夏の大三角、街中でも十分みえます。是非ご家族や友達と探してみて下さい。